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無料で!携帯で読める!「論文作成メソッド」を提供します。
by 林 克哉(Foster Ltd.代表「誰でも書ける論文講座」執筆者)
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1.<メソッド無料提供の経緯>
【受験生を取り巻く現実】 論文作成に欠かせない「論理思考力」は、混迷の時代を生きるために必要な、正しく理解し、判断するために不可欠な力です。そのため、いまや文部科学省の新指導要領の中にも「生きる力をはぐくむことを目指し(小学校・中学校指導要領総則)」、「理解する能力を育成し……思考力や想像力を養い言語感覚を豊かにし(中学校国語科:目標)」「自ら課題を見付け、自ら学び、自ら考え、主体的に判断し、よりよく問題を解決する資質や能力を育成するとともに、学び方やものの考え方を身に付け、問題の解決や探究活動に主体的、創造的、協同的に取り組む態度を育て、自己の生き方を考えることができるようにする(中学校総合学習:目標)」として、思考と判断を言語活動に適切につないでいくちからを充実させることが重要な教育目標の一つとされています。 そこで、多くの教材や通信講座、塾等のうたい文句に使われるのが、「論理思考力を育てる」という表現ですが、それでは、「論理思考力とは何か」とたずねてみて下さい。 正しく説明できる人がどれだけいるでしょうか。私は、これまで多くの論文関係のテキスト執筆者や通信講座、塾の指導者の方達と出会ってまいりました。しかし、この問いに正しく答えらる人はほとんどいませんでした。それにもかかわらず、堂々と講座を行っておられるのを目の当たりにして、残念でなりませんでした。 同時に、これは由々しき問題であると感じていました。論理思考力を育てたければ、論理思考とは何であるかを知っていなくてはなりませんし、どうすればそ論理思考力を育てられるかを知っていなくてはなりません。たこ焼きを作りたければ、たこ焼きがどんなものか、それはどうやって作るのかを知っていなくてはならないのと同じです。 しかし、残念ながら、正しい認識も持たないで、育てられると豪語し、指導してきた人が多いのが我が国の現状なのです。
【受験生の実情】 こうした受験産業の環境下で、受験生の多くは、小論文対策にはもちろんのこと、願書作成も、面接対策も、基礎においては国語の読解問題へのアプローチにおいてさえ、何ヶ月も指導を受けても力が伸びないという経験をしてきました。 本来、学習によって得られる生きる力の基盤となる学力とは、誰もがほぼ同じ水準まで身に付けられるものです。そして、その水準とは、大学が入学を許可する水準です。しかし、多くの学習者が、受験産業での指導を受けてもその効果が得られず、途中で諦めてき ました。そして、それには幾つかの原因がありました。 |
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